ビリヤードから派生した頭脳派スポーツの醍醐味を動画で紹介
イギリスで人気の高い頭脳派スポーツ「スヌーカー(snooker)」の大会ハイライトシーン映像から、世界ランキングの上位に名を連ねる20人の名プレイヤーの息詰まる駆け引き、スーパーショット、名勝負の数々をYouTubeの中からピックアップしました。
スヌーカーを既にプレイされている方はもちろん、まったくの初心者の方でも思わず唸ってしまうプレイが詰まっていますので、これを機会に一度ご覧いただけると幸いです。
World Championship 2011 ジョン・ヒギンズが通算4回目の優勝を達成!
China Openの優勝から絶好調の状態でトーナメントに臨んだ21歳のジャッド・トランプとの決勝戦は18-15でジョン・ヒギンズが勝利。game-fixing(八百長)疑惑による出場停止、父親の死と大変な時期が続いていただけに、感極まったヒギンズの姿が印象的でした。
今回のトーナメントの最大の収穫はなんといってもジャッド・トランプでしょう。通常ならセーフティーで相手の出方を伺う場面でも、ロングポットを次々と決めていくスタイルは他のプレーヤーをして「キューボールを置く場所がない」と言わしめました。
-更新記録-
2011年2月:ファン層の拡大を掲げたスヌーカー界の改革の一環として、全く新しいタイプのスヌーカートーナメントが誕生しました。その名も「Snooker Shoot-Out」。
テレビ放送を非常に意識したルールになっており、ゲームは10分間の1フレーム制で、1ショットに与えられる時間は最初の5分間は20秒、それ以降は15秒となっています。10分で勝負がつかない場合は、その時点で得点の多いほうが勝者となります。観客も普通のトーナメントと違い、かなり騒がしいです(笑)。アメリカで人気のダーツに似た雰囲気ですね。
ルールを見ると、いかにもロニー・オサリバン向けのトーナメントですが、彼は準決勝でロバート・ミルキンスに敗退。栄えある第1回の優勝者はベテランのナイジェル・ボンドでした。
YouTubeの検索窓に「Snooker Shoot-Out」と入れると、多くの試合動画が出てきますので、興味のある方は是非ご覧ください。
スヌーカーとは?

スヌーカー(Snooker)は、ビリヤードと同じ流れを組むキュースポーツ(玉突き)の一種です。
主にイギリスを中心とした旧英連邦諸国において人気が高く、特にイギリスにおいてはスヌーカーの試合のテレビ中継が盛んで、大きな大会になると、有料チャンネルのsky-sportsはもちろん、国営のBBCでも連日5時間くらい放送されています。
近年は香港・タイ・中国を中心にアジア諸国でも人気が高まってきていますが、日本でのスヌーカー競技人口は少なく、国内におけるスヌーカーのテーブルの設置台数は50台にも及びません。
(僕の住んでいる某政令指定都市でも設置数はたった一台です!)
スヌーカーの基本的なルール

基本は、まず15個ある赤球とカラーボールを交互にポケットに落としていきます(ポット)。
この際カラーボールについては、ポット後直ちに初期配置のスポットに戻されますが、赤球は一度ポットするとフレーム終了までテーブル上に戻されることはありません。
球をポットすると、プレイヤーは球の色に応じた得点(赤=1点、黄=2点、緑=3点、茶=4点、青=5点、桃=6点、黒=7点)を得ることになります。
なお球をポットできなかった場合、プレイヤーは交代となります。この時、自分の狙った球(事前にどの球を狙うか宣言)に手球が当たらない場合は「ファウル」となり、相手に最低4点(青・桃・黒を狙った場合はその球の点数)が与えられます。
赤球を全てポットした後は、カラーボールを得点の少ないものから順番にポットし(この時はポットされた球はスポットには戻されない)、全ての球をポットしたら終了となります。
147点の連続得点する(ブレークする)ことをMaximum Break(マキシマムブレイク)と呼びますが、極めて達成は難しく、プロのスヌーカープレーヤーでも達成したことがない人が大勢います。当サイトでは、このマキシマムブレイクをスヌーカーの見所の一つと捉え、なるべく多くの動画を掲載するようにしています。
147(マキシマムブレイク)の計算方法
スヌーカーのルールとして、赤(1点)を入れた後は、他のカラーボール(黄=2点、緑=3点、茶=4点、青=5点、桃=6点、黒=7点)のいずれかを入れる必要がありますが、147点を狙うなら最も得点の高い黒(7点)が必要です。
全ての赤をテーブルから消すまでは、それまでに入れた他のカラーボールは随時テーブルに戻されますので、赤+黒(1+7=8点)を15回繰り返す必要があります。これでまず120点です。
その後、残った黄→緑→茶→青→桃→黒の順に落としています。それぞれの点数を合計すると、2+3+4+5+6+7=27点となりますので、上記の120点と合わせて147点になるわけです。
サイトについて
YouTubeの状態(メンテナンスや投稿者による削除など)によっては動画が見れない場合もあります。当サイトは著作権の侵害を目的とするものではありません。動画そのものの削除に関しては、直接YouTubeにご連絡いただきますようお願いいたします。